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建設仮勘定

  • 建設仮勘定とは

出来上がるまでに時間がかかる建物などを買い入れる際に使用します。建物を買い入れた際、建物はまだ出来上がってないけど、お金を支払うときに使用します。例えば、出来上がるのに5年かかる建物を¥100,000,000で買い入れたとしましょう。すると、仕訳は

 

建物 100,000,000 当座預金 100,000,000

 

としたいところですが、実際には、建物は出来上がっていないため、建物として計上することができません。その時に、建物の代わりとして使われるのが建設仮勘定です。

 

建設仮勘定 100,000,000 当座預金 100,000,000

 

となるわけです。そして、実際に建物が出来上がったときにはじめて建物を計上することができるので、建物を計上し、代わりに計上していた建設仮勘定を減少させます。したがって仕訳は、

 

建物 100,000,000 建設仮勘定 100,000,000

 

となります。

 

  • 建設仮勘定の必要性

わざわざ建設仮勘定なんて使わなくても、建物が完成してからお金を払えばいいんじゃないの?という疑問を抱く方もいると思います。そこで、建設会社の立場に立って考えてみると、出来上がる5年間のうちに必要な資金を調達するために、契約の際に代金の一部を企業からもらうというわけです。